専攻概要

専攻長挨拶

東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻のご紹介

東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻では、日本の健康科学・看護学を代表する研究機関として自らを任じ、日々切磋琢磨して  研究と後進の育成にまい進しています。

現代の日本社会は、社会環境の整備、ICTの発展、公衆衛生や医療サービスの拡充などにより、世界の最先端をゆく利便性と世界最高水準の健康指標値を誇っています。しかしそのように華やかに発展した社会の中で、社会格差は進み、慢性疾患や加齢、障がいなどにより安寧な日々を過ごすことができない人々が多くいることも確かです。また、各種技術の進歩により地球は実に小さくなり、地球規模で人間の健康を考えなければならない時代になりました。

このような時代にあって、健康科学・看護学は何をどのように追及すべきでしょうか。各種の健康指標をみれば、日本の医療システムは機能を世界最高水準に発揮しており、それを可能にしているヘルスサービスの提供について世界に発信することが必要でしょう。この健康指標をさらに向上させるべく、より効果的で効率的なヘルスケアの提供形態を検討すべきでしょう。しかしそれだけにとどまらず、社会においてあらゆる条件におかれた人々が等しく健康を享受し更なる自己実現に向かって生活できるような社会の実現、それこそが、健康科学・看護学の学問に携わる者の希求するところではないでしょうか。

東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻では、このようなミッションをもって、実践現場との協働のもとで、教育・研究活動に励んでいます。健康が疾病の不在だけではなく、その人のあらゆる可能性を伸ばしその最高の発現に至ることを求めることから、研究の方向性は多様であり、最先端の生命科学から、工学、公衆衛生学、教育心理学、哲学といった多様な学問領域から学びつつ新しい看護学の姿を追求しようとしています。

博士課程では、公共健康医学専攻に関連の深い健康科学系分野が看護学系分野に加わり、国民や地域住民、患者も含めた広範な人々の健康の維持、増進、回復及び生活の質(quality of life)の改善に貢献すべく、研鑽を積んでいます。その他、放射線健康科学、社会予防疫学、保健医療情報学の各分野が協力講座です。これらの講座が連携して、専門性の高い教育を行い、数多くの研究論文を国際誌に発表し続けながら、質の高い研究者を輩出しています。

各分野、各教員の研究については、各分野のHPをご覧ください。そして、この研究室の教員や院生の話を聞いてみたい、この研究室で学んでみたいと思ったら、研究室が公開している勉強会に参加したり、連絡の上、訪問したりしてみてください。私たちは、能力と熱意と行動力にあふれた、あなたの訪問を、心よりお待ちしています。

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